種々-くさぐさ- 2025/9/4
岩木山虹農園便り53号
白露(ハクロ・シラツユ)の季節です。夜の気温が一〇度台になり朝露として結露します。それが光って見える白露、これが秋の始まりです。津軽では八月後半から朝露がよく見られるようになりました。
七月、八月は夕方に「稲の露」を見に行きます。田圃の稲を注意深く観察すると、小さい、とても小さい露が葉の先端あたりに浮かんでいま
す。これは稲が水を吸っている証拠です。「水は足りていますようー。」と言っているわけです。水滴が出ている時は入水せず根が深く成長するのを待ちます。これは白露ではなく稲が絞りだした甘い露です。
風邪をひかない理由
この夏のある日、家族の夕食時に、「いただきます。」と言って箸をとろうとすると、四歳になる孫に「ナオトさん、手を洗ってからたべなきゃいけないんだよ。」と言われました。手の指を見ると爪に土が残っています。そうかそうかと言って手を洗い直しましたが、やはり取れません。妻が「ナオトさんはいいんだよ。」とフォローするのですが孫は納得できない様子でした。母親である娘はしっかりしつけをしているようでした。
さて、家族の中で私だけが風邪を引かないのはなぜか。毎日味噌汁を食べるから?うすうす気づいてはいましたが、土の菌が原因ではないかなということです。百姓として五箇所の田圃と、五箇所の畑を行ったり来たりしながらさまざまな土に触れています。手は菌だらけ。埃となった土も口に入り、腸内には数万種類、数百兆個の菌が住み分けている。そのため特定の菌やウイルスがはびこることができない。
子どもは野山や田畑で遊ばせたい。自然栽培の田畑は菌類を中心にそこに共生する動植物で満ちています。土がついても舐めても大丈夫という感覚は、身体の健康につながるのではないでしょうか。


