種々-くさぐさ- 2025/8/21

岩木山虹農園便り52号

処暑ですが、関東以西はまだまだ暑い日が続きそう。岩木山のふもとの夜は、涼やかに秋虫の鳴く声を楽しむ時間を持てるようになりました。
岩木山虹農園では、大根、白菜、菜っ葉類等秋野菜の種まきが終わりました。種まきしつつ、播いた個所にはかわいい双葉が出てきています。同時に勢いよく伸びている秋草。田畑にて毎日除草に勤しんでおります。自然が人間のためだけに存在するのでないのを承知しています。この草の勢いに感じるのは「地球の力」です。勢いがよい草を見ると惚れ惚れします。この力によって野菜もわれわれも生かされているのですからい。


『ある、りんご園の一年』

スマート農業(ICT、ロボット化AI、農薬、肥料を駆使した農業)という分野があります。一方、自然栽培農家はその真逆にあります。かなり土くさく、ハードな農業といえます。
この七月に上梓された『ある、りんご園の一年』は自然栽培農家、木村秋則さん(現在七五歳)とその家族の「一年」を綴った本です。次女でりんご栽培を父木村秋則さんと続けている木村江利さんの写真や文章には虚飾がなく、自らを律する正直さでりんご栽培の四季と家族、そして感動する自分が書かれています。自然栽培農家である筆者にとって肉体的にも精神的にも、感情的にも「ああ、そうだなあ・・・」と共感するところが多いのですが、圧倒されるのは「愛」です。木村さんとその家族には、身の回りの全てに対するいつくしみがあり、バカがつくほど優しく、いっしょうけんめいなのです。自分もこのような姿でありたいと、つよく思わされる本です。
※裏面に購入方法等があります。