種々-くさぐさ- 2025/11/6
岩木山虹農園便り59号
立春、立夏、立秋、そして立冬。「立つ」とは、まるで生き物が起き始める印象があります。目には見えないけれど確固とした冬の存在が立ち上がり、「冬です!」と宣言している。人の心にも冬に生きる意志が「立つ」ような気がしてくるのが不思議です。
今月の農園は、畑じまいと種どり、そして秋野菜の最後の収穫に勤しんでおります。昨年は十一月十八日に積雪がありました。今年もそろそろ。
岩木山虹農園と大豆
当農園は、平成十二年に、大豆の栽培から始めました。二十五年前です。草もろくに生えない土地でした。当時農業以外の仕事をしていたので、どこかの農地を借りることもできず、田んぼを埋め立てた、だれも使わないやせた土地しかありませんでした。結局栽培をしながら大小の石を取り除くのに十年かかりました。一年目の大豆はほとんど虫食いで一株に十粒程度だったと記憶しています。土は有難いもので、十年後あたりから作物がふつうに育つようになりました。その農地で今もにんにくや小豆、トマト等を栽培しています。
土壌改良のために始めた大豆栽培でした。そしてすぐに思い浮かんだのは「味噌づくり」です。手伝っていた実家の田んぼは肥料、農薬、除草剤を使用していましたが、いつか何とかしてお米を自然栽培で始めることを決め、味噌を作るために大豆を育て続けました。味噌づくりは、今年十一年目になります。今年もなんとか味噌のために自然栽培の大豆とお米を準備できました。


